厚生年金保険料ってどうやって決まるの?
こんにちは、みほこ です。
皆さまは、自分の給与明細、じーっと眺めて
みたことはありますか?
給与明細の実際に手もとにもらえる額だけしか
見たことがない…という方は、
是非、それ以外の、給与からひかれている
お金などにも興味を持つようにしてもらいたい
なと思います。
↓これは、私の先月の給与明細の一部です。
今日は、厚生年金保険料がどのように決まって
いるのかをお話していと思います。
私は、フルタイムで働いている派遣社員です。
厚生年金に入っています。
そうすると、毎月の給与から、厚生年金がひかれ
ますね。
私の場合は、23,790円。毎月、結構な
金額ですね。
さて、この23,790円、どうしてこの
金額なのでしょうか?
厚生年金保険料は、4月~6月までのお給料
(交通費や残業代なども含む)の平均の
金額によって決まっています。
例えば、私の去年の4月~6月のお給料は、
交通費なども含めて、
4月 262,346円
5月 215,706円
6月 299,845円 でした。
3か月の平均は、259,299円です。
この3か月の月収の平均によって、
厚生年金保険料の額は決まります。
250,000円から270,000円の
月収の人の「標準報酬」は間をとって、
26万円ということに、
「厚生年金保険料月額表」という表で
決められています。
私はここに当てはまりますので、
標準報酬は、26万円です。
この標準報酬に、18.3%をかけると
保険料の月額がわかります。
26万円×18.3%=47,580円
です。
あれ?自分で支払っている23,790円よりも
かなり多いですね…
これは、決められた厚生年金保険料のうち、
半分はその人を雇っている会社が負担してくれて
いるためです。
47,580円÷2=23,790円
と、半分が私が支払っている保険料になります。
この金額は、4月~6月の月収で決まり、
9月から次の年の8月までは同じ金額に
なります。
よく、春に働き過ぎると保険料が高くなるから
嫌だな~という話を聞きませんか?
それは、このようにして、保険料が決まっている
からです。
では、4月~6月はあまり働かないほうが良い
のでしょうか?
確かに、保険料の金額は、この時期にたくさん
月収をもらうと上がります。
でも、年金保険料は、支払ったらそれで終わり、
ではありません。この保険料を計算するときに
使っている「標準報酬月額」は、
歳をとってから、老齢厚生年金をもらうときにも
もう一度、計算するときに登場します。
多く保険料を支払っていた人のほうがもらえる
年金は多くなるのです。
ですので、厚生年金保険料が多いこと、
それだけで、損をしたということではありません。
標準報酬月額を理解すると、
難かしいなって思っていた自分の入っている
厚生年金のことがほんの少し、わかりやすく
なると思います。
興味を持った方は、次の表と自分の給与
明細からひかれている厚生年金保険料を
比べてみてくださいね。